スポーツ総合情報サイト ロンドンへの道: 渋井、三つどもえの激戦制し初の五輪…陸上女子1万メートル

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2008年06月28日

渋井、三つどもえの激戦制し初の五輪…陸上女子1万メートル

北京五輪の代表選考会を兼ねた陸上の日本選手権は27日、川崎市等々力陸上競技場で2日目を行い、女子1万メートルの決勝で日本記録保持者の渋井陽子(三井住友海上)が、大会新の31分15秒07で初優勝し、福士加代子(26=ワコール)の同種目7連覇を阻止し、自身初となる五輪代表に内定した。2位は赤羽有紀子(ホクレン)が31分15秒34、大会7連覇を阻止された福士加代子(ワコール)は31分18秒79で3位。上位4人が、派遣標準記録A(31分45秒)を突破するデッドヒートだった。

 レースはラスト1周の段階で福士がトップを走っていたが、バックストレートで赤羽が先頭に立ち、渋井が2位に上がった。渋井は最後の直線100メートルで赤羽をとらえるとそのままテープを切り、五輪切符を勝ち取った。

 男子四百メートル障害で復活優勝を果たした為末大(30=APF)、同二百メートルを制した高平慎士(23=富士通)も北京切符を獲得。既に北京五輪代表を決めている男子ハンマー投げの室伏広治(33=ミズノ)は80メートル98で14連覇を達成した。

 右手を突き上げ、最高の笑顔でゴールに駆け込んだ。「久しぶりに楽しいレースだった」。3強の争いとなった女子一万メートル。大会6連覇中の福士を置き去りにし、赤羽との壮絶なデッドヒートを大会新の好タイムで制した渋井が、初の五輪切符をもぎ取った。

 残り2000メートルで福士がロングスパートをかけたが、赤羽とともに追いすがった。最後の1周。「ここでスパートをかけても勝てないぞ」と自分に言い聞かせて我慢した。ラスト200メートル。赤羽が先にスパートをかけ、福士はずるずる後退したが、粘って最後の直線に持ち込み、残り50メートルで逆転。自ら「らしくない形」と笑うほどのラストスパートだった。

 野口みずきとの一騎打ちが予想された昨年11月の東京国際女子マラソンで7位と惨敗。トラックに目標を切り替え、練習を積んできた。4月以降はA標準を2度突破するなど好調をキープ。5月下旬からは約3週間、中国・昆明で合宿。「自分にプレッシャーをかけ続けた。条件さえ整ったら日本記録更新も狙える」との手応えをつかんでいた。

 4年前は女子マラソン代表選考会の大阪国際で9位。トラックでの出場を目指した日本選手権の一万メートルでも9位に終わり、五輪出場を逃した。「陸上をやってきてやめたくなることが何度もあった。でも、やめさせてくれない人がたくさんいる」。29日の五千メートルで2冠を目指すが、すでに視線の先に北京がある。「一度は行きたいと思っていた。決められてよかった。8月は挑戦者の気持ちで走る」。ラスト100メートルで見せた根性を、北京のトラックでもう一度見せる覚悟だ。
posted by モンチャン at 07:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 陸上 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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