スポーツ総合情報サイト ロンドンへの道: 琴欧洲、初優勝!!

スポンサーリンク

2008年05月25日

琴欧洲、初優勝!!

さあ、名古屋で綱とりだ。ブルガリア出身で、かど番大関の琴欧洲(25)=佐渡ケ嶽部屋=が関脇安馬を下して初優勝を果たした。外国出身力士では高見山らに次いで7人目だが、欧州からは初めて。父親の前での快挙達成に「まだ上を目指す」と琴欧洲。そう、7月の名古屋場所は、ブルガリア初の横綱挑戦フィーバーに包まれそうだ。

 琴欧洲はブルガリアから父のステファンさん(52)が、おいのニコライ君(23)とともにこの日朝、成田空港に着いたことは知っていた。しかし、両国国技館にきたことは知らないでいた。ところが、花道からその2人がいることに気付いた。「絶対に良い相撲を見せようと思った」。初めて生の相撲を観戦する肉親にいつもにまして固い誓いで土俵に上がった。琴欧洲は23日の安美錦戦で敗れ、部屋に戻って悔しくてそっと涙を流しているのだ。

 右を差し、左をこじ開けて、琴欧洲はこれ以上ない体勢に持ち込んだ。もろ差し。安馬が捨て身の首投げできたが、落ち着いてそれを外し、相手の後ろに付き、送り倒した。琴欧洲が正面の花道寄りのます席にいる父親とおいの方向に目をやると、父親は左手を、次は右手をあげ、片方の手にはブルガリア国旗をもって跳び上がり、ガッツポーズをしていた。

 その父が報道関係者に誘導され、支度部屋で2年半ぶりに対面し、思わず抱き合った。息子は「父親の応援は大変励みになった。晴れ姿が見せられてうれしい」と最高の親孝行をして誇らしげだ。父親は「緊張、緊張で頭が真っ白になったよ。サンキュー・ベリーマッチ。最高だ」と感激で今にも泣きだしそうだ。

 琴欧洲は「今までの苦労のこと思い出した」という。02年10月に日本で相撲をしたいと願ったとき、父は交通事故で入院していたが、未知の国へ行くことを恐る恐る相談した。父は「お母さんのことは心配するな。日本で思い切り、やってこい」と即座に言い、送り出された。裕福とは言えない家庭だが、次男のカロヤン少年は心の中で涙ぐんだ。「絶対関取になって両親に親孝行する」。大関には史上最速の19場所で昇進したが、それからが苦難の連続。右ひざを痛め、2度のかど番を経験した。4人いる大関の中でたった1人だけ優勝は未経験だったが、すべてクリアした。「やっとみんなの仲間入りできた」

 7月13日から始まる名古屋場所(中日新聞社共催、愛知県体育館)は大きな狙い。「まだ明日も相撲がある」と気を引き締める。かど番脱出から一転初優勝。この日で13勝、千秋楽の千代大海戦に勝てば14勝。名古屋を綱とり場所にするためには、この1勝差は大違いだ。
 

▼琴欧洲 勝紀(ことおうしゅう・かつのり=本名カロヤン・ステファノフ・マハリャノフ)西大関 1983(昭和58)年2月19日生まれ、ブルガリア・ベリコタルノボ出身、佐渡ケ嶽部屋。レスリングのフリースタイルで実績を残し02年に来日。同年九州場所初土俵。04年夏場所新十両。同年秋場所新入幕。05年九州場所後大関昇進。06年秋場所後に「琴欧州」から改名した。202センチ、155キロ。25歳。得意は右四つ、まわしをとって力強い引付からの一気の寄り。
posted by モンチャン at 10:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大相撲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/97885738

この記事へのトラックバック
アフィリエイトならリンクシェア
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。